気がつくと押し入れやクローゼットがパンパンになっていることってよくありますよね。その大半は洋服で埋め尽くされていると思います。
最近はフリマアプリのおかげで、いらない洋服を簡単に処分することができますが、中には捨てられない洋服って結構ありますよね。
フリマアプリをうまく活用しても、なかなか収納スペースが足らないことが多いようです。
そんな中、多くの方は、「もう一つ収納スペースがあったらなあ」という理由で、トランクルームを借りられています。
今回は衣服を預けるのに最適なトランクルームの選び方に絞って解説していきます。
目次
衣服を預けるには屋内型トランクルーム
大切な衣服を守るためには空調設備完備の屋内型トランクルームがオススメです。
というのも衣服の大敵はカビとダニだからです。
ここで簡単にカビとダニの生態について説明すると
・温度が20~30℃
・湿度が60~80%
の環境下で生存・繁殖します。
また屋外コンテナ型だと値段は安いですが
・昼と夜の寒暖差で結露が発生しやすい
・空調設備がない
コンテナ型は熱伝導率の高い金属でできており直射日光にさらされるとコンテナ内の温度は非常に高くなり、日が沈むと急激に温度が下がります。そうすることによって結露が発生してしまいます。ご存知の通り結露はカビの大敵ですね。空調設備を備えておらず、排気口や換気扇もないため、空気の出入り口は扉のみです。そうなると適切な温度・湿度管理ができないばかりか換気もできずカビやダニの増殖につながります。
そのような理由から、カビ・ダニが心配な荷物を保管する際はコンテナ型がより屋内型のトランクルームを借りるほうがいいでしょう。
屋内型で空調設備完備のトランクルームだと空気を循環させ、湿度を60%以下に保ち、カビとダニの繁殖を抑えます。
しかし空調完備を謳っていても、各収納スペースごとに天井まで仕切りがあり、空調が循環していないということもあります。
契約する際は事前によく調べておくことが重要です。
収納する衣服の量を確認
事前に収納する衣服の量を確認しましょう。
100均で売っている衣類収納ケースを利用するとスペースを有効活用することができます。
また夏服なら夏服、冬服なら冬服とラベルを貼っておくと、衣替えの時に便利です。
衣服の量に応じたトランクルームのサイズ
100均で売っている衣類ケースを利用して収納すると以下の量の衣類が収納できます。
トランクルームのサイズ | 衣類の数 |
0.5帖 | 約250着 |
1帖 | 約500着 |
2帖 | 約1000着 |
3帖 | 約1500着 |
一人当たりの平均的な衣服の所持数が70~75着といわれています。(20代から50代の女性を対象にした統計調査結果)。
衣類に限定するとかなり収納できますね。
余談ですが、靴の所持数は17~24足、バックの所持数は11~18個という結果でした。
三人家族でも0.5帖で十分だと思います。
トランクルームの値段
屋内型トランクルームを専門に取り扱うキーピット(keep it)で調べたところ
0.5帖の屋内型トランクルームを借りるとなると、エリアによって異なりますが、月額料金は5000円~7000円といったところです。
キーピット(keep it)では様々なキャンペーンを行っているので、タイミングさえ合えば、さらに安くで借りられます。
衣服を長期で保存する上でやっておきたいこと
事前にクリーニングに出しておく
普段使いの洋服は家庭用の洗濯機で十分ですが、着物や大切な衣類の場合は事前にクリーニングに出しておくのが重要です。
洗濯しないまま保管すると、人間の汗や皮脂、髪の毛を栄養源としダニやカビが発生してしまいます。
しわを伸ばして丁寧にたたむ
長期間保管しておくと、折りしわがついてしまい、これがなかなか取れません。
また、変な場所にしわが寄ってしまうと、クリーニングに出してもきれいに取り切れない場合があります。
そうならないために、保管する際はしわを伸ばして、丁寧にたたむのが重要です。
クリーニング後の衣類を薄紙などに包んで保管する
クリーニングから帰ってきた衣類は、できるだけ早く専用のほこりよけに入れましょう。
ほこりはダニの大好物です。
今は、100均でも通気性のよい専用カバーが販売されています。
また、着物の場合は、たとう紙に包みましょう。
普段着の場合は、新聞紙を保管場所の下に敷いたり、除湿剤を上に置くなどをして、徹底的な湿度対策をしましょう。
衣類の収納グッズ、収納技
衣類収納ケース
先述の通り100均で売っている衣類収納ケースは必須アイテムです。
収納する際、衣類は四角くたたみ、同じサイズにして収納しましょう。
1列すべて同じ向きにするより、あえて向きを変えて収納したほうが取り出すときに便利です。
取り出す時にほかの衣類が崩れることを防げます。
スノコ
床にスノコを敷くと空気の流れができ、湿度を抑え、カビやダニの好む条件を排除することができます。
スノコは荷物を搬入する前に、ぜひ敷いておきましょう。
最近ではダニ・カビ対策に特化した抗菌加工されたスノコも販売しているので、そちらもオススメです。
除湿剤や重曹や防虫剤
除湿剤は湿度を抑える効果があるため、ダニ・カビ対策には必須です。また重曹にも除湿効果があるので、アロマと重曹で手作り除湿剤を作るのもいいですね。
衣類収納ケースにシートタイプの除湿剤や防虫剤を入れるとさらに効果が上がります。
ただし防虫剤は1つで十分です。
多く入れすぎると化学反応が起こり、場合によってはシミの原因になってしまいます。
収納技
靴下の収納技
100均に売っている仕切り付きプラカゴが便利です。出し入れもしやすく、枚数管理もしやすいので、オススメです。
セーターの収納技
セーターなどのウール生地の服はかさばりますよね。
その場合、同じく100均に売っている衣類圧縮袋を使うと、大幅に体積を減らすことができ、収納スペースを確保することができます。
スーツやアウターなどの収納技
スーツやアウターはたたむことができませんので、その場合、突っ張り棒を使いましょう。
0.5帖の部屋なら直接設置できます。
できるだけ上の位置に設置することで、デッドスペースを減らし、下に衣類収納ケースを積むことができます。
衣替えのシーズンについて
衣替えのタイミングってなかなか難しいですよね。
夏物を出したのに、半袖じゃ寒い日が続くなんていう経験は、誰しもがあると思います。
なんどもトランクルームに足を運ぶのはできるだけ控えたいですよね。
衣替えを快適に行うには、最高気温を目安に判断するのが良いそうです。
最高気温(摂氏) | 服装 |
22℃以上 | 夏服 |
20~22℃ | 春物、夏服、秋物 |
15~20℃ | 春物、秋物 |
15℃以下 | 冬服 |
ということは最高気温が15℃を下回る日が来なくなったら、冬物をトランクルームにしまうのがよいでしょう。
その年の気候条件によって異なりますが、だいたい4月中旬以降が衣替えの季節です。
時期(月) | 衣替え |
4月中旬 | 冬服から春物 |
5月下旬から6月上旬 | 春物から夏服 |
9月中旬から10月上旬 | 夏服から秋物 |
10月の下旬から11月下旬 | 秋物から冬服 |
また衣替えは晴れた日にしましょう。湿度が高い日に衣替えを行うと、カビ・ダニの原因になります。
まとめ
今回は衣類の収納に限定したトランクルームの選び方を解説しました。
まとめると「屋内型トランクルームを借りる」、「空調設備完備がオススメ」、「衣類に限定するなら0.5帖で十分」という内容でした。
もちろん預けるのは衣類に限らず、布団の収納も考えるとなると0.5帖では不十分なので、ワンサイズ大きい部屋を契約したほうがよいでしょうか。
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