ここ最近、都市圏、郊外問わずトランクルーム・レンタル収納スペースを掲げた看板が増えていることを肌で感じている方も多いのではないでしょうか?
近所のお店が撤退して空きテナントとなったところにトランクルームがオープンしたという経験もよく聞く話です。
多くの方は、増え続けているトランクルーム・レンタル収納スペースに「いったいどの層に需要があるの?」と思われているかもしれませんので、今回は主な利用方法や利用者層について解説します。
もしかしたら今回の記事を読んで、あなたの抱えている家庭に関わる整理整頓の悩みが解消できるかもしれません。
目次
トランクルームの用途と利用者
都市部にお住まいの方は、部屋の広さの都合上、収納についての悩みは頻繁が生じるのではないでしょうか。
トランクルームに収納されているものは大きくわけて5種類あると言われています。
季節性の衣服や家電を収納
部屋の収納で困るのがストーブ、扇風機や衣服など季節で使用が入れ替わるものです。これらの品は特定の季節にしか利用しないため、オフシーズンは収納しておく必要があります。
冬物の服は特にかさばり、コートを多くお持ちの方は、自宅の押し入れやクローゼットがパンパンになりがちです。
クリスマスツリーや雛人形、五月人形など年に1回しか使わないものなども、よく収納される物品です。
空調システム完備のトランクルームなら大事なコートや雛人形、五月人形などにカビが発生することはありません。
思い出の品を収納
子供の描いた絵や作品、湿気に弱い古いアルバム、ウェディングドレス、学生時代の思い出の品、ベビーカーなどの子育てに必要な道具といった思い出の品の保管というニーズも多数あります。
趣味の品を収納
荷物の中で、特にかさばるのは趣味の用具です。
スキー・スノボ用品、キャンプグッズや釣り具、ゴルフクラブなどのアウトドア用品や楽器が趣味の方だとアンプ類やドラムなどは押入れ・クローゼットをほとんど占拠してしまいます。
特にご家族から中々理解の得られない、フィギュアやプラモデルなどの趣味はコレクションが増えるといい顔をされませんよね。
しかし趣味用としてトランクルームをご利用していただくと、ご自宅の収納スペースを気にせず趣味のコレクションを楽しめます。
防災グッズを収納
ここ最近、防災目的という理由で契約している方もいます。
2011年に発生した東日本大震災以降防災意識が高まり、「いざという時に大切な思い出の品を守れるのか」という理由や、居住スペースに存在する収納棚が倒れてきたことを考え、「リスク分散」の観点から契約が伸びています。
遺品
現代社会を映し出す事例として、高齢者が自宅を売却して老人ホームに入居する際自宅の荷物の保管場所にしたり、両親が亡くなり、その家を売却した際整理した遺品の保管場所とする需要が徐々に増えています。
トランクルームはどんな人が利用している?
アンケート調査によると意外にも老若男女問わずあらゆる方に利用されています。
弊社が管理する物件の契約者数を男女比で考えると男性のほうが若干多いものの、トランクルームは世帯毎に契約することが多く、世帯主である男性が契約する傾向にあります。
実際に利用するのは女性ということも多いそうです。そのような観点からも男女比にあまり違いはありません。
都心と郊外で異なるトランクルームの利用者層
実は、都市部でも都市中心部と住宅地とで少し利用者が異なります。
都心部では法輪利用や個人の保管が多い
都市中心部では、企業の書類の保管場所などの法人利用が2~3割ありますが、住宅地では上記のように個人の家財や季節用品の保管がほとんどです。
郊外は法人利用が多い
一方、郊外ではコンテナ型のトランクルームが力を伸ばしており、建築関連事業者が備品や道具類を収納するために利用しています。もちろん、都市部と同様に、個人の家財や季節用品の保管のために契約されている方もいます。
トランクルームの商圏範囲は2km
トランクルームは車で5分から10分、距離で言うと半径1~2kmで行けるような距離での利用が多くなる傾向にあります。
その理由として、自宅から必要な物を車でパッと取りに行けて、滞在時間もせいぜい15分だと非常に利便性が高いからです。
そのため多くのトランクルームでは駐車場完備となっています。
まとめ
今回、増え続けているトランクルームの実態とその利用者について説明しました。
ある程度、トランクルーム・レンタル収納スペースのイメージがついたと思われます。
トランクルームを活用すると今までのパンパンだったクローゼットや押入れがスッキリするだけでなく、収納棚も不要になることもあるので、今までの居住スペースがより広くなったように感じられます。収納問題の解決策の一つとしてトランクルームに興味を持っていただければ嬉しいです。