今年もトランクルーム業界における「繁忙期」が終わり、「閑散期」と呼ばれる期間に入り始めてきています。今回は、1都3県に焦点を当てて、トランクルーム事業者へシステム提供を行う当社が蓄積したデータから、トランクルーム業界の繁忙期と言われている 3~4 月の申込状況について簡単に振り返りをしていこうと思います。
前提条件
- 弊社保証サービス導入事業者の新規契約件数を基に集計(キャンセルデータは除外)
- 集計期間(今年) 2022年3月1日~2022年4月30日
- 集計期間(前年) 2021年3月1日~2021年4月30日
- 集計期間(前月) 2022年2月1日~2月28日
今年の繁忙期申込件数の平均は繁忙期前の2022年2月に比べて31%増
1都3県全体の 2022年3~4月の申込件数の平均は、繁忙期前2月に比べると「31%増」となりました。図①にある通り、1都3県の中で見る と、2月に比べて最も申込件数の伸び率が高かった地域は、神奈川県の「34%増」です。次いで東京都・埼玉県の「32%増」、千葉県の「20%増」となります。
1都3県を申込件数のみで比べると、最も申込件数が多かったのは東京都、次いで埼玉県、神奈川県、千葉県の順番となります。
結果、前月比で見ると1都3県の中では、東京都が最も申込件数が多かったですが、伸び率としては神奈川県が高い数字を出しているということがわかりました。
前年繁忙期の数字と比べてみる
では、次に前年(2021 年3~4 月)の申込件数と比べてみましょう。
図➁の通り、前年比で見てみると、埼玉県が「14%増」、神奈川県が「11%増」、千葉県が「5%増」のプラス傾向でした。ただ、東京都に関しては「4%減」というマイナス傾向の結果が出てきました。
前年に同様の調査を行った際も、埼玉県は年々申込件数が増加傾向にあり、人気が高い地域であることがわかる結果が出ています。
逆に、東京都については、前年と比べると申込件数は落ち着いてしまった印象があります。申込件数のみで見ると圧倒的に他三県よりも多いですが、伸び率で言うと年々低下傾向もしくは横ばい傾向になっているのではと考えられます。
まとめ
今回は、1都3県に焦点を当てて、当社が蓄積したデータから、トランクルーム業界の繁忙期3,4月の申込状況について簡単に振り返りを行いました。 あくまでも当社の蓄積データとなるため、皆様の個別施策の結果と照らし合わせて、実際の数字と類似していたのか、もしくは乖離していたのか、というような検証のための参考データとしてご活用頂ければと存じます。
以上、簡単にではありましたが、「【2022年繁忙期】1都3県のトランクルームの申込状況」に関する振り返り調査でした。