トランクルームを借りる前に内見でチェックすべき7つのポイント

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最近はトランクルームもネットで簡単に契約できるようになってますます便利になってきました。しかし実際に借りてみたら、思っていたトランクルームと違うというケースがあります。
実際に足を運んでまでする必要はないように思われますが、トランクルーム会社のなかには都合のいい写真や情報だけを載せている業者もあるので内見をオススメします。

よくあるトラブルとしては
「2階のトランクルームを契約したが、エレベーターがなく荷物の出し入れが大変」
「1階のトランクルームを契約したけど、賃料が思ったよりも高い」
など様々です。
というわけで、トランクルームを借りる前に内見でチェックすべき7つのポイントを解説していきます。

1.内見にはメジャーを忘れずに

メジャーを使い、あらかじめ保管したい荷物の寸法を測ります。次にトランクルームの扉のサイズを測り、問題なく収納できるか確認しましょう。大きな家具や大型家電を保管する際、扉につっかえて入らなかったら悲惨です。

また通常サイズの荷物でも量が多いと収納のキャパオーバーになってしまいます。通常サイズの荷物を収納する際、多くの方は段ボールで保管されると思います。
ここで一般的な規格の段ボールのサイズをまとめてみました。

規格 長さ×巾×高さ(mm) 外寸合計(cm) 容積(L)
60サイズ 235*150*135 約56.7 4.75
80サイズ 305*215*180 約74.7 11.8
100サイズ 395*300*225 約96.7 26.66
120サイズ 435*320*320 約112.2 44.54

上記の表を参考にして、荷物がトランクルームにちゃんと収まるか調べてみてください。

2.駐車場の有無をチェック

駐車場

最近のトランクルームは駐車場完備のところも多いですが、全てのトランクルームに駐車場があるとは限りません。
屋内型トランクルームは都市部や駅近周辺に多く存在しています。
そのため、駐車場を用意するスペースがなく、車で搬入するなら近くの有料駐車場に停めてから台車を押して荷物をトランクルームまで搬入しなければならないという店舗もあります。頻繁に物の出し入れをする方だと駐車料金も馬鹿になりませんし、数分の距離とはいえど大変な労力がかかります。
また中には、駐車場も1台しか停められないトランクルームもあります。その場合、もし他の利用者と時間が重なると利用できません。できれば2台以上駐車できるトランクルームを選びましょう。

駐車場があるとないとで格段に利便性が変わります。ぜひ検討してみてください。

3.利用予定の部屋の階数をチェックする

エレベーター

意外とチェックを怠ってしまうのが階数の確認です。1階と2階のメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきます。

1階の特徴

メリット

・荷物の出し入れが楽
・室温の変化が少ない(屋外型コンテナの場合)

デメリット

・価格設定が2階と比べると高い

1階を契約するのに向いている方

・荷物の出し入れを頻繁に行う方
・大型の荷物(タンス、大型家電など)の収納を考えている方
・荷物運びを手伝ってくれる知人・家族がいない方
・熱に弱い荷物を収納する方(屋外型コンテナの場合)

2階以上の特徴

メリット

・極端に安い料金に設定されている。
・セキュリティ面では、1階よりも2階のほうが安心。

デメリット

・1階と比べて出し入れが難しい
・直射日光が当たり、室温の変化が急激(屋外型コンテナの場合)

2階以上を契約するのに向いている方

基本的に価格の面以外では1階を契約するほうが便利です。しかし、2階でも楽に荷物運びができるよう工夫されている場所もあります。

2階を契約する際にチェックすべきポイント(屋内型トランクルームの場合)

1.エレベーター完備かどうか

屋内型トランクルームの場合、エレベーターを完備しているトランクルームもあります。階段とエレベーターでは作業効率に極めて差が出ます。
一度電話や内見をし、エレベーターがついているか確かめておきましょう。

2.トランクルームの構造が台車を使いやすいようになっているか

多くのトランクルームでは、無料で台車の貸出を行っています。
しかし中には、スロープがなかったり、エレベーター周辺に段差が多いトランクルームが存在していて、スムーズに作業ができない場合があります。
事前に電話や内見をしに行くのが安全ですね。

2階を契約する際にチェックすべきポイント(屋内型トランクルームの場合)

1.2階へ上がる階段は固定式か可動式か?

可動式の階段ですと、キャスターが付いているので女性でも容易に動かすことができます。その反面、支えが安定していないためバランスを崩し思わぬ怪我につながる可能性があります。
一方、固定式の場合、支えが固定してあるので安全性が高いです。特に深夜に荷物の出し入れを考えている方は固定式の階段を強くオススメします。

2.屋根に断熱材はついているか?

屋外コンテナの2階は直射日光を受けるため、外の気温よりもコンテナ内の温度の方が高くなります。
断熱材が入っていると多少はコンテナ内の温度上昇を抑えることが出来ます。

以上が2階の特徴です。

4.廊下の幅、扉の幅をチェックする

まず自分が収納したい荷物のサイズと廊下の幅、扉の幅をチェックしましょう。契約までしていざ荷物搬入というところで、自分の荷物が収納できないと分かったら悲惨ですよね。
そうならないために事前に下見の際は、廊下の幅、扉の幅をチェックすることを強くオススメします。

5.空調設備と、部屋の通気口の位置(風通しの良さ)

メンテナンス

トランクルームを借りる理由は様々ですが、利用者の方は物に対する愛着や思いやりから借りてる人も多くいます。しかしせっかくトランクルームを借りたのに保管物が傷んでしまっては台無しですよね。
主に劣化の原因となるのは、カビによるものです。カビの生態から考えると、空調完備で室内温度が25℃以下、湿度を60%以下にコントロールしている屋内型トランクルームが最適といえます。
また風通しの良さもカビ対策には重要なポイントですが、空気の循環のことまでしっかり考えているトランクルームは数少ないです。しかし天井までの仕切りがないところは、比較的風通しが良いので、カビ対策の観点から考えるとベターなトランクルームと言えるでしょう。

カビ対策を本気で考えたい方向けの記事

トランクルームにおけるカビ対策完全版

6.借りられるもの、自前で用意すべきものをチェック

荷物搬入作業は大仕事になりますが、事前の準備で作業効率がスムーズになります。

借りられるもの

台車

多くの荷物を運ぶ時は台車が大活躍します。エレベーター付きのトランクルームや一階にトランクルームを借りている場合、特に作業がスムーズになります。多くのトランクルーム会社は台車を貸し出ししてくれますが、なかには台車を持っていないところもあるので、事前に調べておきましょう。

自前で用意すべきもの

軍手

手に豆ができるのを防ぐだけでなく荷物が傷つくことも防ぎます。すべり止め付きの軍手がオススメです。

ドアストッパー

意外と忘れがちですが、ドアを誰かがおさえなきゃいけない手間がなくなると作業効率が上がります。

気泡緩衝材

大切な荷物を守るためには必須です。安いものなら500円ほどで購入できます。あまったらストレス発散に使いましょう。

7.解約条件をチェック

契約書

トランクルームを借りる際、アパートやマンションを借りるのと同じ賃貸借契約で成り立っています。
そのため、様々な事情で解約したいと思っていてもすぐに解約できるわけではなく、遅くても1ヶ月前までに解約の旨を申し出ないと翌月分も請求されてしまいます。
そうならないために契約の際交わした契約書の確認をしましょう。

参考:トランクルームの解約の流れと、気をつけるべきポイントを徹底チェック

まとめ

今回は「トランクルームを借りる前に内見でチェックすべき7つのポイント」をチェックしました。
今やニコニコトランクではネット上から簡単に、トランクルームの内装や機能をチェックできますが、実際に訪れてみないと分からないことが多々あります。
今回の記事を参考に、理想のトランクルームと出会えたら幸いです。

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